左内転筋を痛めてWBC出場を辞退したパドレス松井裕樹投手(30)が26日、キャンプ地のアリゾナ州ピオリアで辞退に至った経緯と大会への思いなどを語った。19日に実戦形式で登板した際、左脚の異常を訴えた。治療を施したものの状態が改善せず「このまま合流することが日本代表のプラスになるとは思わなかった」と説明した。
辞退を決断したのは負傷の翌日だった。「僕の中で無理だった」という状態で「葛藤はすごくあったが(患部の)状態を見たら即断即決だった」と振り返った。地元ラジオ局「97.3 The Fan」の取材には「前回大会のことも含め気持ちが入っていたので、正直ショックはすごくあるんですけど、そのためだけという訳じゃない。しっかりパドレスに貢献できるようにという気持ちに、今は切り替わっています」と話した。
現状はキャッチボールの距離を伸ばしている段階で、傾斜のあるマウンドに立っていない。開幕は「まだ分からない」とした。パ軍の先輩で日本代表のアドバイザーでもあるダルビッシュからは「WBCのためだけにやってきたわけじゃない。しっかり(治して)シーズンに向かって」と励まされたという。