菊池雄星5回途中1失点の好投「ポストシーズンとか、しびれる展開で野球したいなと」/一問一答

エンゼルス菊池雄星(25年2月撮影)

<オープン戦:ロイヤルズ3-4エンゼルス>◇19日(日本時間20日)◇アリゾナ州サプライズ

エンゼルス菊池雄星投手(34)が先発し、4回2/3を2安打1失点、2三振でシーズン開幕前の実戦登板を終えた。球数は64球。最速は97マイル(約156キロ)だった。

立ち上がりの1回に2番レーン・トーマス外野手(30)に低めの直球を捉えられ、中越えにソロ本塁打を浴びたが、2回以降は無失点。新球スプリットを試しながら、追加点を与えなかった。

菊池の主な一問一答は以下の通り。

-投球を振り返り

開幕前、最後の実戦でしたので、いろんなボールを試しながらになりましたけど、非常に収穫が多かったと思います。まずは腕が振れるっていうのが春の大事なチェックポイントになりますから、3月の時点で球速が出ているのは非常にいいと思います。新しい球種もかなり試せたので、手ごたえをつかんでシーズンに入れるかなと思います。

-新しい球種とは

スプリットですね。WBCの準々決勝で投げ始めて、ぶつけ本番で投げたんですけど。日本の選手にたくさん話を聞いて、みんなスプリット、いいボール投げるんで。みんなに聞いて回ってコツを教えてもらったんですけど。

-そういった意味でもWBCの収穫はあった

チームが準決勝という道半ばで負けてしまったので、悔しさしか残ってないですけれども、ただシーズンはもう始まりますし、ここから半年間、気持ちを切り替えて戦わなければいけないので。国際大会初めて経験しましたけど、ああいう緊張感の中で投げたいと改めて思いましたね。ポストシーズンとか、そういうしびれる展開で野球はしたいなと思いました。

-スプリットは誰から教えてもらった

みんな投げるんで、全員に聞いて回って。(自分自身)チェンジアップがどうしても向いてないなって、思いながら投げていたので。どの球種もやっぱり100%で振らないと嫌なタイプ。なので、チェンジアップはどっちかというと力を調整しながら抜くボールですから。フォークの方がいいよなとは思ってたんですね。挟んで、思い切り投げるだけですから。とはいえ、うまくいってなかったんですけど、春先も。ただ準々決勝の2日ぐらい前にやってみようかなと思って、みんなに聞いて投げて、アクーニャ(ベネズエラの1番打者)も三振とれましたし、これは使えるという感じで、投げてます。

-メドは80球という話だったが、64球で交代

しばらく球数を投げてなかったので、マダックス(投手コーチ)からも65でやめといたら、みたいな感じで。シーズン開幕は80~85ぐらい。他のピッチャーは100行くと思いますけど、そこはケガをしないためにというところで。

-オープン戦登板は1回のみ。WBCで投げたとはいえ、少ないか

アジアのバッターと、日本でもオリックスに投げたりとかしましたけれども、当然こっちのバッターのアプローチはまた違いますから。そこら辺は多少、実戦の数は少ないですけど、ただ投げているボールが非常に今いい状態できているので、自信を持って投げればいいかなと思います。シーズン32試合投げるので、開幕からもちろんうまくいく可能性も、うまくいきたいですけど、32試合でどう試合を作っていくかというのが大事ですから、シーズン通して、いいフォーマンスを出したいなと思います。

-WBCからキャンプに戻って、開幕に持っていくというメンタルの切り替えの難しさは

野球が好きでやってますから。また、戦えるし、試合前のそわそわした感じとか、1年間また始まるなって今日も思いながら準備してましたので、戦うのが好きだからここにいますから。しんどいことも多いですけど、半年間楽しみたいなと思います。

-野球の楽しさ、素晴らしさというのは改めて

どっちかが勝ってどっちが負けるのが野球、スポーツですから。やっぱり簡単に勝てないと、改めて思いましたね。子どもたちが日本代表、そして各国の代表になりたいという思いで大人になって、そして憧れのユニホームを着て、っていう大会ですので。簡単にどの試合も勝てなかったし、また最後の負け方とか、野球って難しい、でも楽しいなって思いましたけどね。