岡本和真「ビデオ判定」で日米通算250号 チーム大敗の中で存在感 盟友対決は菅野智之に軍配

9回、本塁打を放つ岡本和真(ロイター)

<ブルージェイズ5-14ロッキーズ>◇30日(日本時間31日)◇ロジャーセンター

岡本が日米通算250号も、盟友対決は菅野に軍配-。メジャー2年目を迎えたロッキーズ菅野智之投手(36)が30日(日本時間3月31日)、敵地でのブルージェイズ戦で今季初先発。巨人時代の同僚、岡本和真内野手(29)との初対決がメジャーで実現した。結果は、1三振1四球。菅野は白星こそつかなかったが、5回途中1失点と好投。岡本はブ軍大敗の中、あらためて存在感を発揮した。

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観客席の大半が空席に近くなっていても、本拠地ファンの優しい拍手が、せめてものお祝いだった。10点をリードされた9回1死。岡本はロ軍ドーランダーの真ん中への99・2マイル(約160キロ)に対し、力むことなく、タイミングだけを合わせて振り抜いた。完璧な角度で上がった打球は、中堅左のフェンス際ではずみ、グラウンドへ戻ってきた。全力疾走した後、三塁に到達し、肩で息を繰り返す間に、審判団が「ビデオ判定」。本塁打に覆った。ゆっくりとホームを踏んだ時点で、日米通算250号本塁打が静かに達成された。

前夜に続く、メジャー4戦目での2号。それでも岡本は終始、笑みを浮かべることなく、試合を終えた。相手先発は、巨人時代の大先輩でもある菅野。プロ1年目の15年、当時の菅野は、18歳の若者にとって、畏れ多く、まばゆいばかりの存在だった。「紅白戦でも対戦したいことがない。初めてなのですごく楽しみです」と試合へ。異なる緊張感を覚えつつ、勝敗を抜きにした特別な時間を心に刻んだ。

年齢差があるとはいえ、WBC期間中は互いにイジり合うほど、尊重しあう間柄。岡本にすれば、この日ばかりは、日米通算250号、チームの勝敗以上に忘れられない、計2打席、全15球になったに違いない。

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