村上宗隆 11号ソロで本塁打メジャートップにも「まだ始まったばかり」向上心は変わらず

<ホワイトソックス5-4ナショナルズ>◇24日(日本時間25日)◇レートフィールド

ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が24日(日本時間25日)、本拠地でのナショナルズ戦に「3番一塁」でフル出場し、2試合ぶりとなる11号ソロを放つなど、3打数1安打1打点1敬遠1三振と活躍した。前日23日(同24日)に連続試合本塁打は「5」でストップしたものの、過去7戦で6発と量産。一気にメジャートップに並び、1年目にして、早くも「時の人」になり始めた。

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「小休止」は、1試合だけで十分だった。0-1と1点ビハインドの4回。元巨人マイコラスに対し、村上は球筋を読み切ったかのように振り抜いた。1ボール2ストライクから、外角低めへの88マイル(約142キロ)のチェンジアップを、最後は右手1本で巻き込むように捉え、バックスクリーン右へ126メートルの同点アーチをかけた。

前日まで西海岸でのロード6試合の間、5戦連発を放った村上を、本拠地のファンは総立ちで出迎えた。「たくさん大きな声援を頂いていたので、すごくうれしかった」。同じシカゴを本拠地とするとはいえ、ダウンタウンを挟み、「ノース・サイド(北側)」と呼ばれる全国区の名門カブスのスタンドは常に満員。その一方で、昨季まで3年連続で100敗を喫し、「サウス・サイド(南側)」のホ軍は、たとえスタンドに空席が目立っても、ローカル色が強い分、熱狂的なファン層で知られる。「期待に応えたかったです」。曇り空に舞い上がった同点弾で、スタジアムの空気を一変させた。

1-3と2点を追う6回1死二塁では、2ボールからストライクのコールに対し、ヘルメットをたたいて「チャレンジ」を要求。自動判定でボールに覆った結果、3ボールから申告敬遠で一塁へ歩いた。他球団の警戒網が日増しに強化されている証しだった。競り勝った試合後、村上の衝撃的な量産ペースに、やや「かかり気味」の地元メディアに対し、笑みを浮かべつつ、柔らかな表情で応対した。「一応、5打席連続ホームランを打ったことがあるので、日本だと…」。

26試合目で本塁打メジャートップに並んだ。ただ、目の前の数字に目を向けても、さほど意味はない。「まだ始まったばかり。残り140試合(実際は136試合)ぐらいあるので、終わった時に何とかいい成績を残せればなと思います」。競り合いを制したホ軍は2連勝。村上の長打力に、バント、盗塁など小技を絡めたスタイルが、少しずつ結果として表れてきた。

「まだ改善することもたくさんある。もっといろんな投手が来て、いろんなことで成長できる。もっとアンテナを張って成長していければと思います」。八木賢造通訳が、何度となく繰り返したのが、「more(もっと)」。結果が出ても、出なくても、村上の向上心は変わらない。

〇…ホワイトソックスのベナブル監督(村上

の活躍について)「こういうことができる選手がいることはすばらしい。彼はスペシャルな選手。我々のチームにいることが、とてもすばらしいことだ」。

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