大谷翔平4登板ぶりリアル二刀流へ“V字回復”で弾み 状態を整え13連戦を締めくくる

<パドレス4-5ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇ペトコパーク

ドジャース大谷翔平投手(31)が、打者出場6試合連続安打で4登板ぶりの二刀流へ弾みをつけた。9日(日本時間20日)、敵地でのパドレス戦に「1番DH」で出場し、3打数2安打1打点。第1打席で左翼線への二塁打を放ち、先制の起点となると、8回の第4打席は右翼への当たりで2本目の二塁打をマークした。チームは9回に難攻不落の守護神ミラーを攻略。足でかき回し、7番パヘスの犠飛で決勝点を奪った。ライバルとのシリーズ3連戦を1勝1敗のタイとし、20日(同21日)に先発登板する大谷へとつないだ。

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白熱したライバルとの戦いに、大谷がハッスルした。4-4の8回無死、左腕モレホンのスライダーを捉え、右翼へ運んだ。右中間寄りに守っていた右翼手が打球を追うのを見ながら、大谷はヘルメットを自ら脱いで激走。無死二塁のチャンスを作った。得点にはつながらなかったが、1点を争う接戦の展開で士気を高めるプレーを見せた。

序盤から打線を勢いづけた。1回の第1打席、エンゼルス時代の同僚キャニングから左翼線へ二塁打を放つと、1死三塁からフリーマンの左越え2ランで先制のホームを踏んだ。4-4の9回、チームはパドレスの絶対的守護神ミラーを攻め、四球から代走コールが足でかき回し、ファウルで4球粘ったパヘスの右犠飛で決勝点を奪った。ロバーツ監督は「我々は自分たちの打者を信じている。この2試合(ミラーと)対戦して、かなり質の高い打席を作れていたと思う。多少なりともプレッシャーをかけられていた」と、各選手の集中力をたたえた。

敵地サンディエゴで迎えた同地区ライバルとの3連戦。初戦の完封負けで首位を奪われたが、2戦目に接戦を制して奪い返した。まだ5月とはいえ、ポストシーズンのように1点を争う展開が続いた。シリーズを1勝1敗とし、勝ち越しをかけた3戦目は大谷が登板する。ロバーツ監督は「彼は明日、打つ」と改めて二刀流での起用を明言。投打で同時出場するのは4月22日のジャイアンツ戦以来、約1カ月ぶりとなる。

チームの勢いとともに、大谷自身も弾みをつけた。2本の二塁打を右と左に打ち分け、打者出場6試合連続安打と今季最長タイの4試合連続マルチ安打をマーク。4月終了時点で2割7分3厘だった打率は、5月11日を終えて2割3分3厘まで落ち込んだが、約1週間ほどで2割7分2厘まで“V字回復”させた。投手では今季7試合で3勝2敗、防御率0・82と安定感抜群。投打とも状態を整え、13連戦を締めくくるマウンドに上がる。

大谷翔平は二塁打×2、4試合連続マルチ安打 ドジャース1点差でパドレス倒し再び首位/詳細