ドジャースOBの斎藤隆さん「大谷の今季のフォームは特徴がない。これは褒め言葉」

ドジャースの日本向けファンクラブのイベントに参加した、ドジャースOBの斎藤隆さん(右)

ドジャースOBの斎藤隆さん(56)が、大谷翔平(31)の投手としての今季の変化を指摘した。23日、都内でドジャースの日本向けファンクラブのトークショーに出席。左腕と左肩の使い方に、大きな変化があったとした。

斎藤さんは「投手としてはまだ伸びしろがあると3年前から感じていたが、ここ数試合でいよいよ何も語れないぐらいになってきた」とレベルが上がったと感じているという。

今季の変化のポイントは左腕と左肩の使い方だという。「スライディングでけがをした。それまではもう少し左腕をバーンと(反動をつけるように)使っていた。今シーズンは腕をあまり使わず、肩を使って入っていく。そこからバチーンと、いろんな球を投げていく。それがハマっている」とした。

肩やひじに負担がかかるような、反動を使うような動きが省かれている。「あまり特徴がない。これは褒め言葉なんです。とてもきれいな、190数センチの体を理想的に使っている大谷翔平のすごさ」。スムーズなフォームこそが、防御率0.78という安定した成績につながっている秘訣(ひけつ)だとした。

横浜で活躍した斎藤さんは、2006年に36歳でメジャーにマイナー契約で挑戦。4月からメジャーに昇格し、24セーブを挙げた。07年には39セーブ、08年には18セーブと、守護神として3年間で81セーブを挙げる活躍だった。

その後、レッドソックス、ブレーブス、ブルワーズ、ダイヤモンドバックスと移籍した。日本に戻って楽天で3年間プレーし、15年限りで引退。パドレスで編成業務に携わった後、ヤクルト、DeNAでコーチを務めた。【斎藤直樹】