ミスター・ジューンだ!大谷翔平が二塁打&三塁打、約1カ月ぶり申告敬遠 指揮官「とてもいい」

ドジャース大谷翔平(2024年6月)

<ダイヤモンドバックス5-6ドジャース>◇2日(日本時間3日)◇チェイスフィールド

【フェニックス(米アリゾナ州)2日(日本時間3日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(31)がダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で出場し、4打数2安打2打点と躍動した。7回の好機では約1カ月ぶりに申告敬遠されるなど、相手の警戒モードも上昇。3日(同4日)に予定される「リアル二刀流」へ向け、投打ともに調子を上げてきた。

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通算最多の月間63本塁打を放ってきた「ミスター・ジューン」の本領だった。初回、右翼線への二塁打を放った大谷は、3番フリーマンの9号2ランで先制のホームを踏んだ。2回1死一、二塁からは初球のチェンジアップを右翼ポール際への三塁打で2点を追加した。前日から5打席連続安打。6試合連続安打、3試合連続マルチ安打、18試合連続出塁の数字を羅列するまでもない。相手投手、球種を問わず、的確に打ち返す。いよいよ手がつけられないモードに入ってきた。

1点差で逃げ切った試合後、ロバーツ監督は上機嫌で言った。「翔平は、ここ数週間、とてもいいね」。その言葉を実証したのが、4-2と2点リードした7回1死三塁の好機だった。大谷が打席に入る前の時点で、ダ軍ベンチは「申告敬遠」を通告した。低調気味だった5月は敬遠ゼロ。4月29日以来、約1カ月ぶり今季7個目の敬遠に、敵地内でもブーイングが起こる中、大谷は表情を変えることなく、ひじ当てのレガースなどを外すと、淡々と一塁へ向かった。

大谷との勝負を避けられれば、当然のように1発は望めない。だが、大谷の敬遠を生かしてきたのが、過去2年、強いド軍の「勝ちパターン」でもあった。そこまでの3打席でタイミングを崩されていた2番パヘスが犠飛を放ち、1点を追加。さらに、連打で貴重なダメ押し点を加えた。

先制弾を含む3安打のフリーマンは、柔らかい笑みを浮かべつつ、大谷が生み出した試合の流れを解説した。「これが、史上最高の選手がいるチームが勝ち続けてきた理由だ。今、彼はノッているし、見ていて楽しいよ」。

試合後恒例の勝利のハイタッチを終えた大谷は、右手にボールを持ち、マウンド上で1球、シャドー投球を行い、翌日の先発登板への下準備を終えた。防御率0点台の先発投手であり、敵が最警戒して敬遠する打者。「明日は、すべてのことをやる彼を見られると思うよ」。最も身近で見守ってきたフリーマンの予想は、外れそうにない。