<ドジャース1-0レイズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(31)が、超ハイペースゲームを演出する決勝本塁打を放った。16日(日本時間17日)のレイズ戦に「1番DH」で出場し、6回の第3打席で中越えに15号ソロ。1-0の投手戦で均衡を破る豪快弾を放った。6月は13試合の出場で5発。チームの2連勝に貢献し、翌日の先発登板に備えた。
異常に早い展開となった。5回まで両軍無得点。大谷の一振りが、試合を動かした。好投手ラスムセンの初球をフルスイング。真ん中に入ってきたカットボールを捉えた。試合後の中継局インタビューで「そこまでの2打席を踏まえて、ボールの軌道だったりを修正しながら、甘い球が来たので、いい結果になって良かったです」とコメント。その言葉通り、打席間での微修正が結果に表れた。
第1打席はフルカウントから内角低めに食い込むカットボールに空振り三振を喫した。第2打席も、1ストライクから内角のカットボールを空振り。試合前の時点で被打率1割8分6厘だった相手の必殺球を仕留められなかった。対戦を重ねるにつれ、イメージがしやすくなる対戦3度目。初球を狙っていたかのように、完璧に捉えた。
この日はナイターで、翌日は通常より1時間早いデーゲーム。先発マウンドに上がる大谷にとっては、仮に同点で試合が長引けばその分、睡眠時間が削られるが、自らの1発で結果的には1時間52分で終わった。サクサクと効率よく試合が進んだ一方で、左膝の状態を考慮してか、本塁打でダイヤモンドを回る際にはゆっくり走った。インタビュアーから明日までよく寝られることを問われ、「そういう意味では良かったと思います」とほおを緩ませた。今季7勝目をかけ、5登板ぶりの投手専念。打者大谷が投手大谷へ、万全の準備をお膳立てした。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)
▼大谷が6回に先制のソロ本塁打を放ち、スコア1-0で勝利。大谷の1-0V打はエンゼルス時代の21年7月31日アスレチックス戦(二塁打)以来、日米を通じて2度目となり、1-0のVアーチは初めて。日本選手の1-0Vアーチは松井稼(メッツ)が04年5月12日ダイヤモンドバックス戦、イチロー(マリナーズ)が09年4月23日レイズ戦で、ともに先頭打者本塁打を放って記録している。