イチロー氏、W杯サッカーは結果に関わらず「日本代表がどんな態度、言葉を残すかに興味がある」

フォトセッションで笑顔を見せるイチロー氏(撮影・山本朝陽)

イチロー氏(52=マリナーズ球団会長付特別補佐兼)が、サッカー日本代表の言葉に注目した。27日、国立競技場で「イチロー DREAM FIELD DAY」に出場。居住している米国では時差がないため、W杯に出場しているサッカー日本代表の試合を1日最多で4試合も観戦し、運動量の多さに尊敬の念を抱いていると明かした。

決勝トーナメントに進んだ日本代表への期待を口にした。「サッカーに限らず日本代表のチームには、日本の技術、力を世界に示して欲しい。それは当然ですが、結果として出た時、出なかった時、日本人としてどんな態度を取っているかに興味がある。どんな言葉を残すか。そういう意識を持って欲しい」と話した。

理由は「レギュラーシーズンのゲームでは響かない言葉も、ああいう世界の大会っていうのは、1つの言葉がものすごく影響を持つので。日本代表という意識というものに、僕は重きを置いているので。結果だけじゃなく、その自覚をもってほしい」。試合が終わり、フィールドの外に出た後の言葉、態度が大事だとした。

イチロー氏は、野球日本代表として06、09年にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1、2回大会に参加し、連覇している。連覇を決めた直後には「今日はシーズンのこととかは考えていない。選手としてつぶれてはいけないけど、でもそんな気持ちでした。ケガをしようとも、そんなことは関係ない。とにかくやってやるという気持ちでした」「昨年、一昨年と人気がどうなんだと言われてましたけど、こういう大会で、日本の野球は本当に素晴らしいものと、みんなに分かってもらえれば、うれしい」と話していた。

☆第2回WBCでのイチロー語録

◆ここでプレッシャーを感じていたらアメリカで勝てない。(アジアラウンド初戦、09年3月3日中国戦前に選手全員にゲキ)

◆ボクが日本でやる試合は残り1試合ですから、少しでも多くの人に見てもらいたいですね。チケット代を聞いてビックリしていますけど。(同4日同ラウンドで台湾を下し、韓国戦を前に)

◆この結果について、もし満足しているとしたらボクは野球を辞めなければならない。(同5日同ラウンド韓国戦に敗戦。遊飛を打ち上げ最後の打者になり)

◆歴史的な日にしよう(2次リーグ米国戦を前に円陣を組んで選手に)

◆国際大会ではああいうこともあるということでしょう。(2次リーグ米国戦「疑惑の判定」に)

◆日本では受けているようなスタンスがありましたが今回は挑戦者ですから。(2次リーグ、メキシコ戦に勝利。韓国との再戦を前に)

◆ボクの野球人生でもっとも屈辱的な日ですね。(2次リーグ、韓国戦に再び敗戦。準決勝進出が絶望的になり)

◆昨日はメチャクチャでした。食事して飲みに行って何時に帰ったか分からない。歯も磨かずに、ベッドの中、いや上に倒れていました。目が覚めて買い物に行って。でも前向きな気持ちで飲みに行って、買い物していたからよかったと思います。3回まとめて負けることは決して許されない。もっと強い気持ちで向かっていきたい。(準決勝進出が決定。韓国との3度目の対戦を前に)

◆今日、負けるのは日本のプロ野球の汚点になるところだった。本当に気持ちいいですね。野球というのは、けんかではないですけど、そんな気持ちだった。(準決勝で韓国を撃破し)