大谷翔平「サイ・ヤング賞」後押しのローテ再編か 後半戦の登板回数増に大きなメリット

アスレチックス戦の6回、四球を選んだドジャース大谷翔平(ロイター)

【サクラメント(米カリフォルニア州)6月30日(日本時間7月1日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、登板間隔を中8日に変更し、7月3日(同4日)のパドレス戦に先発となった。ロバーツ監督は13連戦中による休養を余分に与えることなどのメリットを説明。今回の変更により、後半戦で登板可能な回数が増え、規定投球回到達も狙える。また、登板翌日のチーム休養日を考慮すれば、「サンデー・ショウヘイ」復活の可能性も出てきた。

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後半戦への構想が見え隠れするローテ変更だった。7月1日のアスレチックス戦に先発予定だった大谷は、中8日で3日(金曜日)のパドレス戦に回った。ロバーツ監督は、13連戦中の体の負担を考慮したと明かした上で、「金曜日に遅らせても、(変更前と)変わらずオールスター前に2度投げられる。いずれも同地区のチームが相手になるし、デメリットはない。理にかなっている」と話した。

1週間後はダイヤモンドバックス戦でともに同地区の球団が相手となる。加えて、同監督の「理にかなっている」との言葉は、「サイ・ヤング賞」の可能性を高める最善策とも考えられる。フィラデルフィアでの球宴(7月14日)後、2日空けて敵地ニューヨークでのヤンキース戦を控える。この3連戦中に登板すれば、大きなメリットがある。

仮に、これまで通り水曜日に大谷を登板させていた場合、後半戦の初登板は22日の敵地フィリーズ戦が予想された。その後も水曜で登板日を固定した場合、後半戦の登板は最大で10度。ヤンキース3連戦のいずれかに登板した場合は、中6日で投げ続ければ登板回数が11度となる。前半戦の残り2登板で仮に投球回92イニングに到達すれば、規定投球回に必要となるのは残り70イニング。11度の登板で6イニングを7回、7イニングを4回で到達できる計算だ。10度の登板で全て7回を投げ抜くのは厳しい一方で、11度なら一気に可能性が見えてくる。

さらに“理にかなう”とすれば、「サンデーショウヘイ」が合理的となる。前半戦は、木曜のチーム休養日が9度あった。体の負担を考慮し、6度は水曜の登板だった。後半戦では木曜と同様に月曜の休養日が4度。翌日をリカバリーデー(回復日)に回せることを考えれば、日曜の登板が最善となると考えられる。

今季、投手で8勝2敗、防御率1・58の成績を残し、球宴での二刀流も期待されたが、可能性は極めて低い。ヤンキース3戦目(日曜)の登板なら、球宴後に余分に登板間隔を空けられる上に後半11度の登板が見込める。ロバーツ監督は「ショウヘイとも話して、彼にとって最善であれば我々の判断に従うとのことだった」と明かした。それが、サイ・ヤング賞への道しるべ、とも捉えられる。