<ドジャース4-3パドレス>3日(日本時間4日)◇ドジャースタジアム
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)3日(日本時間4日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、右の上腕二頭筋の違和感で途中交代した。パドレス戦に「1番DH兼投手」で出場し、6回7安打3失点。勝敗はつかなかった。打者では3打数無安打で7回に代打を送られた。大事をとっての予防的な措置で、ロバーツ監督は4日(同5日)を休養にあてる方針を示した。左ひざに加え、右腕にも違和感が発生。大谷自身と球団と双方向からの二刀流管理の難しさが、改めて浮き彫りとなった。
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右ひじ周辺と左ひざにアイシングをしながら、大谷は試合後のメディア対応を行った。右の上腕二頭筋の違和感で途中交代。右飛に倒れた第3打席のスイングで感じたという。「1カ月、2カ月前ぐらいも練習でちょっとなったんですけど、その時は比較的早く良くはなったので、今回もそうじゃないかなと思います」。交代したのは「大事を取って、っていう感じ」と語った。
ロバーツ監督も試合後、予防的な措置だったことを明かした。その上で「明日はDHで出場しない。回復に専念してもらう」と、登板翌日を休養にあてる方針を示した。前半戦を終えるまで残り1度、登板機会が回ってくるが、その回避についても「十分に検討すべきこと。ここでそうすると決めたわけではないが、あらゆることを考慮する」と慎重な姿勢を示した。
長期的に見れば、現時点で無理する必要はない。大谷と球団に共通認識はある一方で、その感覚には相違がある。ロバーツ監督は「今日まで知らなかった」と語った。大谷の言葉からすれば、1、2カ月前に違和感があった時は「そのまま出ました」と、出場を続けられるほど軽症だった。一方で今回は途中交代すべきと判断。体の微妙な感覚は本人にしか分からない。「万全の状態でばかり出られるわけではないので。常に出たい気持ちはもちろんあります」と、選手として出場意欲を示さないわけにもいかない。
エンゼルス時代の23年の夏場、両足ふくらはぎのけいれんから始まり、その後は右手中指にも違和感が出て、最終的に右ひじの手術に至った。状況は異なるが、細心の注意を払う必要がある。ロバーツ監督は今後について「彼が体の状態をどう感じているかが、非常に大事になる」と語った。
試合は大谷降板後の7回にT・ヘルナンデスが逆転満塁本塁打を放ち、同地区の2位パ軍に2連勝。14ゲーム差をつけ首位を独走する。大谷は「休めと言われたら、それに従うのもまた一つ。後半に向けてまた体調も整えながら、その最後の最後で万全に出られればベスト」と言った。投打でプレーすることへの熱意と自制心-。はざまでの判断が、二刀流は特に難しい。
○…大谷は今季最多の110球も勝敗はつかなかった。立ち上がりの1回、連続四球をきっかけにパ軍の4番シーツに適時打を浴び、先制点を献上。前回登板でリズムが合わなかった捕手ラッシングに対し、首を振る場面も多かったが、投球内容について「いいところと悪いところとありながら、6回まず投げて、それなりに。まだ勝てる希望を残したっていう感じ」と振り返った。