<ジャイアンツ0-10ブルージェイズ>◇8日(日本時間9日)◇オラクルパーク
ブルージェイズ岡本和真内野手(30)がメジャー初の満塁弾で、勝利に貢献した。8日(日本時間9日)、敵地でのジャイアンツ戦に「6番三塁」で出場し、1回に2試合ぶりの1発となる21号満塁本塁打。日本人メジャーの1年目の最多本塁打数としては、18年のエンゼルス大谷(現ドジャース)の22本にあと「1」と迫った。
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岡本が逆方向へ、海風を切り裂いた。1-0と1点を先制し、なお1回1死満塁で迎えた第1打席。昨季のナ・リーグ最多奪三振で、5年連続で2桁勝利を挙げているジ軍のエース右腕ウェブに対し、カウント1ボールから外角寄りのツーシームを捉えた。右翼ポール際の最前列へ、メジャー初のグランドスラムとなった。
ジ軍本拠地の右翼はポールまで約94メートルと狭いものの、後方からの海風で押し戻されやすい。岡本の打球もスタンドに当たり、グラウンドへ跳ね返ってきた。ジ軍側の要求でビデオ判定となったが、当初の判定通り、本塁打が認められた。岡本は「打球を見過ぎて二塁まで行けなかった」と一塁付近にとどまっていたが、塁審が右手をぐるぐると回したのを確認すると再び駆け出して喜びに浸った。
8回には中前打で好機を演出して追加点に貢献。ジ軍3連戦で2本塁打を含む4安打と状態が上がっている。リーグ内でも21本塁打は6位、59打点は9位とトップ10に入る。「アウトかヒットかは関係なく、いい形で打てるポジションを探している。1試合1試合に集中して頑張りたい」と淡々と振り返った。
試合は、先発右腕シースが8回までノーヒッターの快投。ブ軍は終盤にも加点し、敵地で連勝した。シュナイダー監督は「カズ(岡本)は球宴前に21本。日本人選手の1年目の最多本塁打は22本だろ?」と大谷の記録を把握していた様子。「チームによく溶け込んでいるし、一振りで試合の流れを変えられる」と、今や絶対的な主砲となった岡本の快打を笑顔でたたえた。
▼ブルージェイズ岡本が満塁本塁打。岡本は日本時代に満塁弾を2本打っているが、大リーグでは21本目で初めて。日本人では6月11日カブス鈴木以来、通算12人目、28本目。メジャー1年目では、03年松井秀喜(ヤンキース)23年吉田正尚(レッドソックス)26年村上宗隆(ホワイトソックス)に次いで4人目。本塁打は右翼に飛んだが、逆方向に打ったのは前記4人の中で初めて。岡本は21本中5本目の逆方向アーチとなる。岡本は満塁に強く、通算9打数3安打10打点、打率3割3分3厘、OPS1・142。