岡本和真、大谷翔平1年目に並ぶ球宴前22発も途中経過「しっかり毎日やっていこうと」

95年、パイオニア野茂英雄がメジャーデビューして以来、今年で31年目。日本人メジャーリーガーの存在感は、各チームの中で着実に大きくなった。傑出した長打力で魅了するホワイトソックス村上宗隆内野手(26)をはじめ、不動の主軸として定着したブルージェイズ岡本和真内野手(30)、依然として不安定な側面を持ちつつも、継投でノーヒッターを達成したアストロズ今井達也投手(28)と、1年目でも日本人メジャーへの信頼度は高い。新天地でプレーする岡本の前半戦を振り返る。【四竈衛】

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岡本が自身初となる21号満塁弾を放った8日のジャイアンツ戦後、シュナイダー監督は、ニヤリと笑いながら言った。「カズ(岡本)は球宴前に21本打ったな。日本人の1年目の記録は22本だろ?」。18年大谷翔平が残した22本の最多記録を同監督が認識していたこと自体、岡本のブ軍内での存在感を表していた。

同監督の言葉を実証するかのように、10日には22号勝ち越し3ランを放ち、チームを勝利に導いた。それでも、岡本のスタンスは変わらない。「良かったり良くなかったりというのは、毎日試合をやっていればあること。数字はまったく意識していない」。球宴前に大谷の記録に並んでも、いつもと同じように淡々と話すだけだった。

その一方で、メジャーの壁も実感した。デビュー3戦目から2試合連続アーチを放ったほか、6試合連続安打と順調なスタートを切った。ところが、その後は15試合連続、5月にも18試合連続ノーアーチと快音が途絶えた。課題とされたメジャー特有の高めの速球を意識するあまり、本来の柔軟な打撃を崩していた。

それでも、自らを見失うことなく、打席内の立ち位置を変えるなど細かい修正を続けた。その結果、6月に入ると6試合連続安打、マルチ安打9試合、7本塁打、20打点と本調子を取り戻し、ア・リーグの月間最優秀新人に選出された。

「ケガなく、目の前の試合に対して、しっかり毎日やっていこうと思っています」。ブ軍の主軸となった岡本にとって、現在の成績は途中経過に過ぎない。