米スポーツ専門メディアESPNが28日(日本時間29日)、新ポッドキャスト「30 For 30」で、ドジャース大谷翔平投手(32)の元通訳・水原一平受刑者が違法賭博スキャンダルに関して自身の罪を告白した独占インタビューの音声を初めて公開した。
同受刑者は、違法なスポーツ賭博の損失を大谷の銀行口座から不正に胴元に送金するなどの罪で禁錮57カ月の刑に服している。インタビューは、スキャンダルが公になる直前の2024年3月に行われたもの。ドジャースが開幕戦のために韓国にいるときで、ESPNのティシャ・トンプソン記者が電話で行い、本人の同意を得てこれを録音した。
同記者は、ある情報源からバンク・オブ・アメリカの大谷名義の銀行口座から違法賭博胴元への送金の記録を見せられ、約5カ月間、独自に取材を続けていたという。ある程度、取材を進めたところで、同記者が代理人のネズ・バレロ氏に大谷へのインタビューを申し込んだところ、大谷ではなく水原受刑者とのインタビューをセッティングされたという。インタビューは会議通話形式で大谷のスポークスパーソンであるマット・ヒルジック氏も参加し、水原受刑者に真実を話すよう促していたという。
ポッドキャストの番組は「ショウヘイ・オオタニへの裏切り」のタイトルで6回のシリーズとなっており、初リリースされたこの日に2回までが公開された。水原受刑者は多くの質問に対しほとんど低いテンションで淡々と答えているが、言葉を詰まらせる場面もあった。
そのインタビューでは違法ギャンブルによる多額の借金について、大谷に告白して借金の肩代わりを頼み、大谷がそれを承諾し一緒に送金したと話していた。だが数時間後、ヒルジック氏からトンプソン記者に電話があり「イッペイはうそをついていた」と伝えられたという。大谷は何も知らず、同受刑者が勝手に大谷の口座から送金していたことが、このとき明らかになったという。