<ドジャース6-7マリナーズ>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(32)が、正念場の戦いに向けて万全の二刀流を整えていく考えを明かした。左ひざに加え、右の上腕二頭筋にも違和感が残っており、シーズン終盤の9月と10月のポストシーズンを見据え、打者出場を続けながら回復に専念する。「1番DH」で出場したマリナーズ戦では、1回の第1打席で中越えの先頭打者本塁打をマーク。4打数3安打3打点と活躍したが、チームは両軍7発の乱打戦に敗れた。
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大谷は、先を見据えて辛抱する姿勢と早期回復を願う気持ちの狭間にいた。左ひざが完全回復せず、登板のメドは立たない。加えて、右の上腕二頭筋の違和感も残っていることを明かした。
「今の段階でやっぱりチームがいい位置にはいるので。本当に9月の最後、ポストシーズン、そこに間に合えばいいのかなと。お互いに、僕もチームもそういう共通認識。果たしてそこまでにどの程度良くなるのか、悩ましい部分もあるし、まだ別にいいと思う部分と、早く良くならないかなっていう(気持ちが)両方あると思います」
ナ・リーグ西地区の首位を独走し、2位ダイヤモンドバックスとは11・5ゲーム差。ワールドシリーズ3連覇を目指す中で、10月に正念場の戦いを迎える。先週末にブルペン投球を回避し、それ以降は投球練習を行っていない。「90数%でも、やっぱりその残りの数%違和感があるなら、まだ休もうっていう、そういう全体的な方針なので」と、球団としても大谷本人としても、二刀流復帰を目指すのはシーズン終盤の9月以降を見据えることで見解が一致しているようだ。
前半戦の最終戦を終え、左ひざには注射を打った。オールスター戦の出場を辞退し、完全休養で回復に努める判断を下した。「かなり良くなったのは間違いない」。回復が見えた一方で、チームドクターとの話では「そこでその痛みが0になるっていうことはないのかなという感じ」と明かし、「オフシーズン次第なのかなと。リハビリをこなしながら、どこまで0に近づけられるかという作業かなと思ってます」と、今季は違和感が消えない可能性もあるとの見方を示した。
登板可能な状態に戻るまで、少なからず不安はある。打者出場を続けながら、患部の状態を整えるには「待つのが一番じゃないかなと思う」と、今は時間をかけていくしかない。「まだ7月ですし、8月、9月あたりになった時にどういう判断をするのかっていうのはその都度決めたい」。投手復帰が大幅に遅れることよりも、焦らず、回復を待てる。後半戦が始まってから初めて行った約9分間の質疑応答。心の揺れがありながらも毅然(きぜん)とした表情に、大目標への強い意志が読み取れた。