ホワイトソックス村上宗隆 故郷熊本の地震に「こういうときこそ少しでも力に」自身も被災経験

ホワイトソックス村上宗隆(2026年4月撮影)

<ホワイトソックス2-3ヤンキース>◇28日(日本時間29日)◇レートフィールド

故郷熊本への悲痛な思いを胸に、バットを振った。ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が28日(日本時間29日)、本拠地シカゴでのヤンキース戦に出場し、右翼線二塁打を放ち4打数1安打。10年ぶりに震度7の大地震を受けた地元に勇気を届けるべく、戦っていく覚悟を示した。

サイ・ヤング賞右腕コールの剛速球をはじき返した。4回の先頭打者で97マイル(156キロ)の直球を、106・1マイル(約171キロ)にして右翼線へ運んだ。遠く離れた米国シカゴからでも、地元に希望を与えるべく力強いプレーを見せた。

故郷の不安は共有する。「自分自身も経験していますし、本当にすごく怖い経験だった。また同じようなことがあってすごく心配でした」。修復途上だった熊本城の石垣は崩れ、大規模店舗で爆発も起きた。「(前回は)10年前で、まだ徐々に復旧してきていたばかりだったので、すごく残念というか。自然災害なので、どうすることもできないんですけど。すごく心配でした」と沈痛な面持ちで語った。

村上は九州学院高2年時の16年4月、野球部の練習後に自転車に乗った帰宅途中に地震を経験した。1カ月間「野球どころではなかった」という生活を経験した。20年からペナントレースで本塁打を放つごとに、熊本城の復旧支援金を寄付してきた。「僕自身、応援してもらって力をもらっていますし、こういうときこそ少しでも力になれるように頑張りたい」。恩返しするつもりだと意気込んだ。