<ドジャース4-2マリナーズ>◇29日(日本時間30日)◇ドジャースタジアム
“無双状態の大谷”をポストシーズンへ送り込む。8月3日のトレード期限を目前に、マリナーズ戦の試合前に取材対応を行ったドジャースのフリードマン編成本部長は、大谷翔平投手(32)の復帰に太鼓判を押した。「緊急で補強しなければならない状況ではない。正しい方向へ向かっているし、ショウヘイが戻ってくることに我々は自信を持っている」。シーズン終盤の9月、ポストシーズンが始まる10月を見据え、再び二刀流での活躍を期待した。
今後の登板予定をいったん白紙としているのは、左ひざが万全の状態が万全ではないことで生じた「フォームの再現性の欠如」だと同本部長は強調した。「ひざを心配しなくていい状態になってから、同じフォームを何度も繰り返せる状態で投げさせたい」と語った。今季、開幕から投手大谷は圧倒的な成績を残し、5月までは防御率0・82と無双状態だった。パフォーマンスの低下とともに、徐々に防御率が下がったのは6月上旬に左ひざの違和感を訴えて以降。同本部長は「球そのものは非常に良かった。(悪化した)ひざの影響で、再現性を保つのが難しくなった」と分析する。
現状ではフィールドでの投球練習は行っていないが、室内などでスローイング練習は行っているという。今後について「近いうちにキャッチボール、ブルペンと段階的に進めていけるだろう」と見通しを明かした。徐々に強度を上げ、9月以降の戦いに備える。防御率0点台だった時の状態の投手大谷をポストシーズンでぶつけ、ワールドシリーズ3連覇を狙う考えだ。
打者では出場を続けており、この日のマリナーズ戦でも3打数2安打1打点で、チームの勝利に貢献。4回、追加点のチャンスでは敬遠され、他球団にとって打者大谷も脅威であることは変わらない。フリードマン編成本部長は「我々としては、彼ができるだけ長く、高いレベルで二刀流を続けられるようサポートする」と力を込めた。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)