大谷翔平、右翼へ強烈なライナーの24号2ラン 「大谷対策」で今季は効かない“ある条件”

<ドジャース4-9レッドソックス>◇7月31日(日本時間8月1日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)7月31日(日本時間1日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(32)が、強烈な24号2ランを放った。レッドソックス戦に「1番DH」で出場し、5打数2安打2打点。前日に左ひざ痛で欠場し、復帰して即1発を放って一時は逆転したが、投手陣が崩れたチームはレ軍との3連戦の初戦で完敗した。2戦目は山本由伸投手(27)が先発。オリックス時代の元同僚・吉田正尚外野手(33)と、メジャーリーグで初対決を迎える。

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手負いの状態だとしても打席での威圧感は変わらない。大谷は5回2死二塁、左腕モランと対戦。2ボールからの3球目、外角のチェンジアップを豪快に空振りした。どよめくドジャースタジアム。続く4球目、真ん中に甘く入ってきた同じ球種を完璧に打ち砕いた。打球速度112・1マイル(約180キロ)。角度24度のライナー性で右翼スタンドへたたきこんだ。

今季の大谷は“ある条件”をクリアしている。試合前の時点で、「左投手のチェンジアップ」に対してキャリア通算では93打数18安打で打率1割9分4厘。メジャー通算304本塁打のうち同条件では4本しかない。だが、サンプル数が少ないとはいえ、今季は4打数3安打と確実性が大幅に上がっている。5年目の左腕モランは左打者に対するチェンジアップを強みとし、通算112試合の登板で被打率1割2分5厘。同条件では本塁打0だった。データ上、戦略的にも理にかなう攻め方だったが、大谷が初めて、同投手の必殺球をスタンドまで運んだ。

第2打席では左腕スアレスの高め直球を左中間へ運んだ。二塁ベースへスライディング後、ややぎこちない動きとなり、3番ロハスの中飛で三塁へ進塁した際も、ひざに手をつく場面があった。状態が心配される左ひざについてロバーツ監督は試合後、「彼は大丈夫だ。何も報告は受けていない」とコメント。前日は患部の痛みを訴えて欠場となっが、この日は第5打席までフル出場し、打撃好調をキープした。

7月27日がチーム休養日で、28日からのマリナーズ3連戦は初戦から2試合出場し、1試合欠場した。休養を挟みながら、出場した直近3戦では12打数7安打。今後の起用について、同監督は「その日、その日の状態を確認しながら、やっていく。どの選手もそうだが、休養を取り、いい状態で臨むことは決して悪いことではない」と語った。左ひざの状態は万全ではない。それでも、打者大谷の脅威は健在だ。

◆歴代4位タイ 大谷が24号2ランを放ちドジャース移籍後3年で133本(24年54本、25年55本)となった。MLBのサラ・ラングス記者によると、1球団で最初の3シーズンの本数では60~62年ヤンキースのロジャー・マリスと16~18年アスレチックスのクリス・デービスに並び4位。3位は1920~22年ヤンキースのベーブ・ルースの148本で、今季中にあと15本で並ぶ。1位は97~99年カージナルスのマーク・マグワイアの159本、2位は01~03年レンジャーズのアレックス・ロドリゲスの156本。

【動画】大谷翔平、24号逆転2ラン!