【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)2日(日本時間3日)=斎藤庸裕】勝ちにいく選択肢が多すぎる…。ドジャースはトレードで現役最強左腕タリク・スクバル投手(29)を獲得したことを正式に発表した。早速4日(日本時間5日)カブス戦に先発する。2年連続サイ・ヤング賞投手の加入に加え、主力の故障者が復帰すれば先発投手の駒があり余るほどの充実ぶり。フリードマン編成本部長は「シーズン終盤に全員が健康な状態で、起用法に悩めるような状況になることを願っている」と語った。
実績のある左腕スネル、右腕グラスノーは今月中、さらに大谷翔平投手(32)は9月に復帰することを見込んでいる。正念場のポストシーズン(PS)で先発ローテーションはどうなるのか、組み合わせをシミュレーションすると、無限の組み合わせを誇ることが分かる。
この日のレッドソックス戦で3回途中KOとなった右腕シーハンを除くと、現状で先発陣は山本由伸、スクバル、スネル、グラスノー、大谷、佐々木朗希、ロブレスキの7選手。PSでは先発3人か、多くても4人。残る投手はリリーフ起用となる。
打者出場もしている大谷が救援に回る可能性は極めて低いが、7選手から4人の先発ローテーションを選ぶ組み合わせは840通り。万が一、大谷が何らかのアクシデントで投手復帰できなければ、1人減って6人。その場合でも360通りになる。
正念場の戦いはPSが始まる10月。その時の各選手の状態と調子を見極め、柔軟に組み合わせを作れる。昨年はリリーフとして活躍した佐々木も臨機応変に起用可能だ。打撃に関してのことだが、かつて大谷は「可能性を広げていく作業だと思っているので。四球もあるし、単打もあるし、二塁打もあるし、ホームランもあるし、ということ。相手にかかるプレッシャーが違う」と言った。選択肢が広がれば勝負事は有利になる。チームの戦い方にしても同じ。あらゆる事態に対応できる柔軟性。それが、3連覇を狙うド軍の最大の強みとなる。