大谷翔平27号逆転2ラン「勝てて良かった」も…ロバーツ監督「もったいない打席が」厳しめコメ

<ドジャース4-2ロイヤルズ>◇13日(日本時間12日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)12日(日本時間13日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(32)が、決勝2ランでチームの3連勝に貢献した。

「1番DH」で出場したロイヤルズ戦、3回1死二塁の第2打席で左中間スタンドへ27号逆転弾。7回の第4打席では右前打を放ち、マルチ安打をマークした。13日(同14日)からはリーグ最高勝率を誇る強豪ブルワーズとの4連戦。佐々木朗希投手(24)が先発する初戦へ、弾みをつけた。

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1打席目の3球三振は豪快アーチへの布石だったのか。そう思わせる大谷の一振りだった。3回1死二塁、左腕リンチの真ん中ツーシームを捉えた。スタジアムに鳴り響く打球音と角度で本塁打と分かる強烈な一撃。左中間スタンドへの逆転2ランに試合後、中継局のインタビューで「ひっかけないようにしっかり、センター中心に打とうかなと思っていたので、良いところに飛んでくれたと思います」と振り返った。

1回の第1打席。リンチとは初対戦ではなかったが、タイミングと軌道を合わせるように見逃し三振。他球団の複数の捕手が「打席間で修正してくる」と見るように、DHで守備につかない大谷は映像での確認を有効活用できる上に、投手心理も読める。1打席目、手が出なかったツーシームを狙いすましたかのように完璧に捉えた。5回の第3打席、3番手のブラックのスイーパーを空振りした際には、軸足の左ひざを踏ん張り、どよめきが起こるほどのフルスイング。状態の良さをうかがわせた。

一方でロバーツ監督は大谷の長所を踏まえた上で、さらなる期待を寄せた。「今日のように左中間、センター方向へ打っている時は、自然と打球が上がる。引っ張ると、ゴロになりやすい。私としては、もったいない打席が少し多いと思う。数字自体はいいが、安定して球場の全体を使う打撃ができれば、もっと良くなる」と厳しめのコメント。前日は引っ張った一ゴロの凡退が目立ち、5打数無安打に終わっていただけに、中堅から左方向への打撃の継続的な意識を求めた。

チームは8月に入って7連敗を喫するなど下降気味だったが、ア・リーグ中地区最下位のロイヤルズを相手に取りこぼすことなく3連戦で3連勝。13日からは、中地区首位でリーグ最高勝率のブルワーズとホームで4連戦を迎える。大谷は「ロード(遠征試合)から帰ってきて、いい試合が続いているので、勝てて良かったなと思います」と声を弾ませた。

▼ドジャース大谷が1-2の3回に逆転の27号2ラン。大谷の逆転本塁打は7月31日レッドソックス戦の24号以来今季2本目だが、この試合は再逆転されて敗戦。決勝点となる逆転Vアーチは25年9月19日ジャイアンツ戦以来、通算8本目。今季は20号から26号まで7本連続で敗戦試合の本塁打となっていたが、7月6日の19号以来、1カ月ぶりに白星を導く1発となった。