<ドジャース-ブルワーズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(32)が「1番DH」で出場する。試合前に球団から公表された「GAME NOTES」の見どころとは-。
■4連戦の対戦成績タイをかけた一戦
前日の試合では打線が沈黙し敗戦を喫したドジャース。本拠地7連戦の最終戦(ここまで4勝2敗)となる今日の試合に勝利し、ブルワーズとのカードを2勝2敗のタイで終えたいところだ。ブルワーズは現在メジャー最高勝率(.613)を誇り、ナ・リーグ首位の座をかけて2位ドジャース(.597)に2.0ゲーム差をつけている。
今季の直接対決はここまで3勝3敗のタイ。今日の勝者が、シーズン終盤に向けて非常に重要となる「タイブレーク(勝ち越し権)」を獲得することになる。ドジャースは5月22日~24日に敵地アメリカンファミリー・フィールドで行われた3連戦で2勝1敗と勝ち越し。これは2024年7月以来となる対ブルワーズのカード勝ち越しだった。ドジャースタジアム(UNIQLOフィールド)でのレギュラーシーズン通算対戦成績は51勝38敗で、金曜日の勝利により本拠地での対ブルワーズ連敗を「5」で止めた。
オールスター休み以降は13勝14敗と苦戦しているものの、ナ・リーグ西地区ではアリゾナ・ダイヤモンドバックスおよびサンディエゴ・パドレスに対して8.0ゲーム差の首位を維持している。本日の試合終了後、チームはデンバーへ移動。明日夜のクアーズ・フィールドでの試合を皮切りにコロラド・ロッキーズとの3連戦(8月17日~19日)に臨み、木曜日のオフを挟んで来週末にはピッツバーグ・パイレーツとの3連戦(8月21日~23日)のために再び本拠地へ戻る。
■静かだった土曜日:大谷の適時三塁打実らず敗戦
前日の好材料はブルワーズ打線をわずか5安打に抑えたことだったが、打線も同じく5安打にとどまり1-4で敗れた。先発のジャスティン・ロブレスキ(11勝5敗)は6回4失点。2本の2ラン本塁打を浴び、またしても一発に泣いた。ロブレスキはオールスター前まで許した本塁打が8本だったのに対し、直近4先発(19.2回)で11本もの本塁打を献上している。
打線は3回、大谷翔平の適時三塁打(6月2日以来となる三塁打)で1-2と1点差に迫った。5回には3連打で無死満塁の絶好機を作ったが、サイ・ヤング賞の最有力候補とされる相手先発ジェイコブ・ミジオロウスキーの前に大谷、フリーマンが連続三振に倒れ好機を逃すと、以降は反撃の糸口を掴めなかった。今月初の先発出場を果たしたアレックス・コールが4打数2安打1得点とチーム唯一のマルチ安打を記録。コールにとって1試合2安打以上は6月23日以来となった。
前夜に4打数無安打に終わったフレディ・フリーマンは、これで17試合連続で長打が出ておらず、キャリア最長となっている。最後の長打は7月26日のメッツ戦(ニューヨーク)で放った二塁打。
■ミスター・サイ・ヤング:スクバルが連敗阻止へ
左腕タリク・スクバルがドジャース移籍後3度目(今季19度目)の先発マウンドに上がる。前回登板(11日・ロイヤルズ戦)ではドジャースタジアムデビューを果たし、5回3失点6奪三振。チームは6-5で勝利した。8月1日にドジャースへ移籍したスクバルは、前年のサイ・ヤング賞受賞者がシーズン中にトレードされたMLB史上6例目(2023年のジャスティン・バーランダー以来)のケースとなった。オールスター選出2回を誇る左腕は、通算155試合(152先発)で61勝43敗、防御率3.06、874.1回で1017奪三振を記録している。
対ブルワーズ相性:スクバルはブルワーズ戦通算3先発で2勝0敗、防御率2.29(19.2回で5自責点)、24奪三振。今季はタイガース時代の4月23日(コメリカ・パーク)に対戦し、6回4失点7安打で勝敗はつかなかった。
史上初の偉業:ドジャースは前年のMVP(大谷翔平)とサイ・ヤング賞(タリク・スクバル)の受賞者が同じシーズンに揃って所属するMLB史上初のチームとなった。
■右投手への強さ&粘りの逆転劇
ドジャースは今季、相手先発が右投手の場合に52勝31敗(勝率.627)とメジャー最高の成績を残している。本日のブルワーズ先発ローガン・ヘンダーソンとは5月22日に一度だけ対戦しており、その際は5回無失点に抑えられ1-5で敗れた。その試合でドジャース陣から安打を放ったのは、ともにシングルヒットを放った大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスの2人のみだった。
逆転勝ち:今季のドジャースは35度の逆転勝ちを収めており、パドレスと並んでメジャー3位タイ(1位はアリゾナとカブスの37度)。昨年はナ・リーグ最多、メジャー2位となる48度の逆転勝ちを記録した。
■5度目のMVPへ:大谷翔平の衝撃的スタッツ
投打二刀流のスーパースター大谷翔平は、3年連続となるナ・リーグMVP、そして通算5度目のMVP獲得に向けて邁進を続けている。昨日の試合では4打数1安打1打点を記録し、チーム唯一の得点を叩き出した。
オールスター休み以降の26試合で、打率.279、出塁率.339、長打率.519、OPS.858をマーク。5本塁打、1三塁打、8二塁打、17打点、10四球、12得点を記録している。今季通算のOPS.931はヨルダン・アルバレス(1.058)に次ぐメジャー2位。
投手としては、今季14先発で防御率1.79(81回2/3で17自責点)という驚異的な成績を残しており、開幕から10先発時点での防御率は0.74だった。MLB.comのサラ・ラングス記者によると、開幕10先発でこれより低い防御率を記録した投手は、大リーグ史上ジェイコブ・デグロム(2021年:0.56)とフアン・マリシャル(1966年:0.59)の2人のみとなっている。