“ダブル・クリーンアップ打線”が本領発揮 大谷翔平が不発でもド軍3発/Nobu's Eye

ドジャース対ブレーブス 1回裏ドジャース1死、右前打を放つ大谷翔平(撮影・垰建太)

<ナ・リーグ地区シリーズ:ドジャース5-3ブレーブス>◇第1戦◇3日(日本時間4日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)3日(日本時間4日)=斎藤庸裕】ドジャースが3連覇へ向けて好スタートを切った。ブレーブスとの地区シリーズ(S)第1戦でアーチ合戦を制した。今夏のトレードで獲得した左腕スクバルが6回1失点と好投。打線は5番打者以降で3発を放ち、2本塁打のブ軍打線を上回った。「2番DH」で出場した大谷翔平投手(32)は4打数1安打。3勝先取のシリーズ初戦を取り、まずは有利に立った。

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上位と下位という分け隔てがない。上位打線×2のような、“ダブル・クリーンアップ”がドジャース打線の強みだ。0-0の4回、先制2ランを放ったのは5番T・ヘルナンデス。6回には6番タッカーの2ラン、8番マンシーのソロ本塁打で追加点を奪った。3発で5得点。ロバーツ監督は「いい材料がいくつもあった。勢いは我々の方にあると思う」と語った。

1番ベッツ、2番大谷、3番スミス、4番フリーマンまでの4選手はこの日、14打数3安打。長打はなかった。それでも、5番以降が代替的な役割を担った。右上腕二頭筋の炎症で負傷者リスト入りする前まで不動の1番打者だった大谷以外は今季、全員が打順で4番を経験している。ワールドシリーズ制覇3度、短期決戦の勝ち方を知る36歳のマンシーは試合後、「ポストシーズンでヒットを何本も重ねて、連打で得点するのは非常に難しい。だから、本塁打が出れば、ものすごく大きいんだ」と、長打力の価値を力説した。

この日の打順では、仮に6番タッカーから上位打線に名前を並べても、現状と遜色のない攻撃力と言える。9月から徐々に調子を上げ、地区Sの大事な初戦で本塁打を放ったタッカーは、「僕は基本的に、一つの打席、1試合が終わったら次に進むようにしている。スポーツでは“短い記憶”を持つことが大切。特に野球はそうだと思う」とシーズン中とは別人のように、勝負強さが光った。

速球系の打ち損じがあり、まだ本調子とはいかない大谷も、第1打席で右前にクリーンヒットを放った。ロバーツ監督は「打席の内容、プロセスという点では、問題なかった」と評価。スイングスピードは戻ってきているが、まだ感覚のズレがありそうだ。その状態でも、初戦で王者の強さが際立った。ダブル・クリーンアップ打線で大谷を軸に上位が当たれば、ド軍は手がつけられない。3連覇が、大きく近づいてくる。

大谷翔平は4打数1安打 第1打席で右前安打 地区シリーズ開幕 ドジャースが3発先勝/詳細