MLBが、新労使協定が期限までに合意に至らずロックアウトに入った場合の禁止事項などを、全30球団に詳細を通達する文書を配布したと、米専門メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者が9日(日本時間10日)までに伝えた。
MLBと選手会は現在、新労使協定締結に向けて協議を続けているが、現在の労使協定が失効する今年12月1日までに合意に至らなければロックアウトに突入し、来季開幕に影響を及ぼす可能性もある。
そこでMLBはロックアウトに入った場合、球団や選手らに何が起こるかの詳細を34ページにわたる文書にまとめ、配布。主な事項として、以下の内容がつづられていたという。
◆球団とメジャー40人枠入りしている選手はビジネスを行うことができない。すなわちFA選手の獲得やトレードは行えない。
◆MLBと球団公式サイトから選手の写真がすべて削除される。
◆MLBの選手は、ロックアウト期間中にNPBなど他のプロリーグでプレーすることができる。
◆球団職員は選手との接触を極力避ける。選手の結婚式に招待された場合は出席してもよいが、ロックアウトに関する会話は厳禁。
◆球団はオフシーズンの練習メニューを選手に渡してもいいが、ロックアウト後は渡すことを禁止。
◆球団は12月2日以降、選手にクリスマスなどのカードやギフトを送ってはならない。
◆球場などの売店で選手の名前が入った商品を販売することはできる。
MLBと選手会の交渉は、オーナー側が求めるサラリーキャップ制度の導入に選手会側が断固反対しており、交渉は最後まで難航することが予想されている。米球界周辺では、ロックアウトは来年5月頃まで続くのではないかとの予想も出ている。