「ロバーツの奇跡」再びなるか…3連敗から逆転突破は1回だけ 選手のロバーツ監督が戦況変えた

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャース2-6ブルワーズ>◇第3戦◇14日(日本時間15日)◇ドジャースタジアム

ドジャースが3連敗となり、3年連続のワールドシリーズ制覇へ向け、崖っぷちに追い込まれた。本拠地に戻って仕切り直しの一戦も、今季レギュラーシーズンで被本塁打0の先発スネルが3発を浴びて4失点KO。ドジャースはこれで0勝3敗と後がなくなった。「6番DH」で出場した大谷翔平投手(32)は8回の第4打席で中前打を放つなど、2打数1安打1四球だった。

ワールドシリーズ(WS)を含む7回戦制のポストシーズン(PS)で、0勝3敗となったシリーズは過去42回あるが、逆転突破はわずか1回だけ。唯一勝ち上がったのが、2004年のレッドソックスだった。流れを変えたのが、現在はドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ監督(54)のプレーだった。

レッドソックスはア・リーグ優勝決定シリーズで宿敵ヤンキースを相手に、第3戦は19失点の大敗を喫するなど0勝3敗の崖っぷちから、息を吹き返した。逆転突破の転機となったのが第4戦。3-4と1点を追う9回、先頭が四球で出塁すると、デーブ・ロバーツ外野手(当時32)が代走に送られ、いきなり二盗を決めた。無死二塁と好機を広げ、ミュラーがヤンキースの絶対守護神マリアノ・リベラから中前適時打。ロバーツが同点の生還を果たし、延長12回にサヨナラ勝ちした。

レッドソックスは第5戦も逆転勝ちし、第6戦以降も敵地で勝利を収め、逆転突破を果たした。勢いのまま、WSでは無傷の4連勝でカージナルスを下し、1918年以来6度目のワールドチャンピオンに輝いた。敗退寸前から、当時のPS記録の8連勝に導いた第4戦9回の二盗成功は、「ロバーツの奇跡」として、地元ボストンで語り継がれている。

ロバーツはこの年、トレード期限の7月31日にドジャースから緊急補強された。この年ド軍では33盗塁をマークしていた俊足を生かし、ワイルドカードでのPS進出に貢献。WSでは自身初の世界一リングを手にした。

あれから22年-。選手から古巣ドジャース監督へと立場は変わり、0勝3敗から逆転突破のタクトを振ることになった。

ドジャース3連敗 大谷翔平は2打数1安打 183キロ中前安打で復調兆しも崖っぷち/詳細