日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 野球
  2. ニュース

野球ニュースのRSS

オリ中島、日本復帰初戦で初安打

4回表1死、中前打を放つ中島(撮影・今中雄樹)
4回表1死、中前打を放つ中島(撮影・今中雄樹)

<オープン戦:ソフトバンク1-0オリックス>◇21日◇宮崎アイビー

 オリックス新加入の中島裕之内野手(32=アスレチックス3A)が、チームのオープン戦初戦で移籍後“初安打”を放った。5番三塁で先発出場し、4回の第2打席に中前に運んだ。昨オフの大型補強の中心的選手。昨季に勝率2厘差でリーグ制覇を許した宿敵ソフトバンクにさっそくインパクトを与えた。

 「オリのナカジ」に初安打が飛び出した。2回の初打席は6球目を二ゴロ。球筋を見極めると、4回は1死走者なしから中前に運んだ。ややクローズに構えた独特のフォームでソフトバンク東浜を威圧。1ストライクから外角135キロ直球にバットを合わせ、速いゴロで二遊間を抜いた。

 中島 2打席で何球ですかね? 1打席目はけっこう球が見られたので良かった。(初安打の感想は)オープン戦ですからね。特にないですよ。

 3年ぶりの日本球界復帰。日本での試合は12年10月15日のCSファーストステージ以来859日ぶりだった。新しいユニホームでさっそく存在感を発揮。打球処理の機会はなかったが、三塁守備にも就いた。

 キャンプ序盤は右打ちを徹底した。現在もまだまだ調整中で、これからペースアップしていく段階。スタメン出場にはお披露目の意味合いもあったが、それでも結果を出した。森脇監督も「ヒットは出るにこしたことはないし、内容はどんどん良くなっていくと思う」と目を細めた。

 中島は試合前の準備運動を終えると、西武でチームメートだった2歳上の松坂に駆け寄った。握手して談笑。「あいさつ程度ですよ」と再会を喜んだ。昨オフにも電話で連絡を取り合っていた。打席を見た平成の怪物には「日本にいた時と打ち方が変わってますね」と印象を植え付けた。

 「徐々にタイミングを合わせていけると思う」と中島。西武では06年から5年連続で打率3割をマークした。米国でメジャーに1試合も出られなかったが、秀逸なバットコントロールは健在だ。【大池和幸】

 [2015年2月22日11時9分 紙面から]









日刊スポーツ購読申し込み 日刊スポーツ映画大賞