プロ野球のオーナー会議が12日、都内で開かれ、日本野球機構(NPB)内のリプレー検証検討委員会で、リプレー検証の対象を本塁以外でのアウト、セーフの判定に拡大することなどを検討していることが報告された。

 現在は本塁打の判定と本塁でのクロスプレー、主に二塁上の封殺に対するスライディングが適正だったかを判断することに限り、審判員の判断でリプレー検証を実施している。

 来季からはチーム側から検証を要求できる、大リーグで実施されている「チャレンジ」に近い制度の導入も検討する。

 日本野球機構(NPB)井原敦事務局長は「チャレンジというとMLBの制度がモデルになるが、リプレー検証の発展系ということでイメージしてもらいたい。チーム側の要求というものを制度として取り入れるかも含めて検討している」と説明した。