ソフトバンク川崎宗則内野手(36)がビッグプレーで勝利に貢献した。この日は1番二塁でスタメン出場。

 1点リードされた4回の守り。無死一塁で西武4番中村の当たりは強いゴロで中前へ抜けようとしていた。そこに二塁手の川崎が足からスライディングし逆シングルでキャッチ。そのまま二塁ベースカバーに入った遊撃手高田にグラブトス。華麗に二-遊-一の併殺を完成させた。

 川崎は「気持ちよかった。あの辺に来そうと1歩(二塁寄りに)寄っていた。感覚。ひらめいた。ケンタ!(今宮)って言ってトスしたけど、今日はジャパ(高田)だった」と笑い飛ばした。「足から行くと(滑った後に)ギュッと止まって、次のプレーにいきやすい。向こう(米国)で覚えた。(ブルージェイズで同僚だった)ジョナサン・ディアスを見てね。(渡米前の)日本の時だったら、頭から飛び込んでいるだろうけど、それじゃあ、(併殺は)間に合ってないよね」と納得のプレーだった。

 気分をよくしたのか5回の打席では4戦、13打席ぶりの安打となる左前安打も放った。「ヒットも久しぶりに打てたしね」とムネリンはご機嫌だった。