阪神は18日、「タイガースアカデミー」を開校することを発表した。

 ベースボールスクールと、ダンススクールを開校する。兵庫・西宮市内の球団事務所で記者会見を行い、揚塩健治球団社長、タイガースアカデミー特別顧問に就任した和田豊球団本部付テクニカルアドバイザーらが出席した。常設のスクール事業はプロ野球では9球団目の設立となる。

 野球の競技人口の減少が続くなか、野球初心者に「入り口」を提供する。揚塩社長は「野球熱が高いと言われる関西、兵庫県をフランチャイズにしているタイガースとしても、従来以上に野球振興に力を入れていきたいと思っています」と語った。

 シーズンオフに個人的に地元千葉で野球教室を行う和田特別顧問は、少年野球の現場での生の声を聞いたことを明かし「いろんな現状の話を聞かせていただき、10年後どうなっているかというプロ野球人としての危機感を持っていた。球界への恩返し、プロ野球OBとしての危機感を持っている。野球への接点を提供する場にしたい」。指導者には鶴直人、上園啓史、柴田講平の3氏がコーチとして就任する。