兵庫・城崎温泉の支援を受け、選手が旅館で働きながら10年ぶりの全国出場を果たした兵庫のNOMOベースボールクラブ(西近畿)は、初戦敗退となった。

宮城の東北マークス(東北)を相手に先発右腕北川史朗投手(21=甲賀健康医療専門学校)が好投。7回まで2-2の好ゲームとなったが、8回1死三塁から相手5番に中前適時打を打たれ、勝ち越しを許した。打線は9回も死球と野選で無死一、二塁の好機をつくったが、あと1本が出ずに涙をのんだ。

見守った野茂英雄代表理事に勝利をプレゼントすることはできなかったが、清水信英監督(60)は「またこの舞台に立てるように頑張りたい」と、次回大会での雪辱を誓った。