習志野(千葉2位)が東海大甲府(山梨1位)に10安打8得点で勝利し、10年ぶりのセンバツ出場が当確となった。

2回に敵失なども絡み、押し出し四球などで2点を先制した。3回には1死二塁から高橋雅也内野手(1年)の左越え二塁適時打、桜井亨佑外野手(1年)の中越え二塁打で3点を加え試合の主導権を握った。その裏に2点を返されるも、7回には再び3点を挙げて突き放した。8回途中からはエース飯塚脩人投手(2年)をマウンドに送り、逃げ切った。4打数3安打と大活躍の高橋は「今日はフルスイングができた。今は野球が楽しいです」と笑顔で振り返った。

小林徹監督(56)は「東海大甲府さんはいい投手、いい打者がいると聞いていた。失点は想定内。ただ、こんなに打てるとは思っていなかった。今日は選手たちが思いきりバットを振っている姿を見られました。実力は相手よりも下回っていますが、気持ちだけは負けないようにやってくれました」と、選手たちを評価した。