NPB12球団ジュニアトーナメントの監督記者会見が19日、都内で行われた。

大会は、12月27~29日、札幌ドームで開催される。チームは、各球団によるセレクションを経た小5、6の16人で編成される。同大会は05年から開催されており、出場した中から36人のプロ野球選手が誕生。今年のドラフトで注目された中日根尾やロッテ藤原も出場している。

昨年優勝している中日ジュニアの湊川誠隆監督(38)は「日本一になるという目標は前提で、チーム全員をレギュラーとして指導しているので、持ち場で力を発揮してくれると思う。大会を通じて、選手がいい経験を積んで1段上の選手になり、札幌から笑顔で帰ってほしいと思っています」と連覇へ意気込んでいた。

ソフトバンクジュニアは、約700人が集まったセレクションから男子選手14人、女子選手2人が選ばれた。新垣渚監督(38)は「今年は予選を通過して、決勝トーナメント進出を目指したい。投げる人は全員がエース。出塁したらいつも走り、隙のない野球で全員が注目選手です」と話した。

ヤクルトジュニアのセレクションには、過去最多となる650人が参加。宮本慎也ヘッドコーチ(48)の長男・恭佑投手ら男子16人が所属する。度会博文監督(46)は「スーパー小学生はいませんが、井上キャプテンを中心に優勝を目指してがんばります」と話した。自身は初めて務める監督について「元気なあいさつ、礼儀や感謝の気持ちを持つことを教えながら、思いやりのあるプレー、チームプレーを指導していきたい」と明かした。