楽天1軍キャンプで躍動する新人6人が4日、沖縄・久米島での第1クールを終え、自己採点した。降雨の影響でグラウンドが使用できず、初の室内練習場メニュー。今日5日の休日を挟み、第2クールでは実戦に近いアピールを続け、生き残りを懸けるオープン戦に準備を進めるつもりだ。

【取材・構成=鎌田直秀】

◆60点

ドラフト6位の渡辺佳明内野手(22=明大)は「収穫量が多かった」と納得の表情を見せた。23日から始まるオープン戦開幕(対巨人、沖縄)に照準。「大学の時よりは仕上がりは早い。守備はショートで勝負したいが、バウンドに合わせる感覚などはまだまだ。打撃もしっかり振り込めています」と汗をぬぐった。

先輩を見ることも勉強だ。打撃練習を行う銀次内野手(30)の後ろで注視するのが日課。「バットが内から出るところは似ているタイプ。これからもボールの捉え方などを学びたい」と弟子入りも志願した。

第2クールに向け「バットは同じくらい振りますけれど、ノックなど守備にもっと力を入れていきたい」と計画する。14日には今季初の練習試合も予定。「レギュラーが決まっているわけではないので、そこは狙っていきたい。オープン戦までには80点と言えるようにしたい」。大学4年から本格的に始めた遊撃手として定位置争いに挑む。