16年ドラフト同期入団の2人が日の丸を背負って戦う。楽天森原康平投手(27)と田中和基外野手(24)が、18日に発表されたENEOS 侍ジャパンシリーズ2019「日本-メキシコ」(3月9、10日=京セラドーム大阪)のメンバーに入った。

森原はプロ3年目で野球人生初の日本代表。右肘のクリーニング手術明けの昨季は17試合の登板にとどまった中で“サプライズ”選出となった。「大変名誉なこと。僕は初めてで分からないことだらけなので、1度代表に入っている(田中)和基にいろいろ教えてもらいます」と初々しく喜びを語った。力強い直球が魅力の救援右腕。20日の日本ハム戦(金武)で今季実戦初登板を予定しており「直球で打者を押し込んで、三振を取りたい」と代表でも貪欲なアピールを誓う。

昨年11月の日米野球に続いて名前を連ねた田中は「前回選ばれた責任もある。楽天代表、日本代表として戦う」と表情を引き締める。左打者が多い外野陣にあって貴重な両打ちでもあり「変則的な左投手との対戦時であったり、スイッチの強みを生かしたい。塁に出たら、積極的に次の塁を狙う姿勢を見せたい」。平石洋介監督(38)も「いろんな選手と出会ったり、稲葉監督をはじめ首脳陣と話すことで引き出しも増える」と成長への期待を示した。