2位中日が3年ぶりの首位奪取に挑戦する。19日から1・5ゲーム差で追う首位ヤクルトと本拠地3連戦。18日はナゴヤドームで全体練習を行った。19日と20日に2連勝すれば、16年5月10日以来となるセ・リーグトップに立つ。

与田監督 まあ、確かに首位攻防ということになるけど、まだそういうことを考える時期ではない。もちろん首位を目指していくという意味では変わりないが、そういう(時期尚早の)意識を持って臨みたい。

監督就任後、3年ぶりの貯金をチームにもたらした。2カード連続で勝ち越して臨む首位決戦にも至って冷静だ。

先陣のマウンドに立つのは初の開幕投手を務めた笠原だ。2戦目に先発する同期入団の柳と話し合い、この日はナゴヤドームのマウンドを使って投球練習を行った。「柳と実戦のマウンドでやろうと決めました。(5日の)神宮では力んで3イニングだけ。長いイニングを投げたい。前回の甲子園は脱力できた。それを継続したい」。12日の阪神戦(甲子園)で今季初勝利をマーク。その勢いで、首位取りへ景気づけの白星を運ぶ意気込みだ。

与田監督 僕らはシーズン終わってからの順位が最終目標なので。毎試合毎試合一喜一憂しない。でもいい数字にうちのチーム、選手が並ぶのは気持ちがいいよね。

野手陣も精力的で、主砲ビシエドまでもが自主的に追加メニューに励んだ。選手たちの動きは、とてもいい。指揮官の表情も自然と引き締まった。【伊東大介】