広島のドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が17日、実戦復帰後初安打となる4号ソロを放った。ウエスタン・リーグ阪神戦の3回、昨季1軍37試合登板の阪神望月の直球を右翼席に運んだ。「うまく振り抜けた感覚はありました」。1点差に迫る1発が打線に火をつけ、その後に堂林の2打席連発を含む3本塁打が飛び出すなど逆転勝利した。

小園は下半身の張りで6日阪神戦から2試合欠場し、11日ソフトバンク戦で代打で復帰した。15日中日戦でスタメン復帰すると、徐々に打席数を増やしていった。この日、1回の1打席目は外角球を捉えながら、遊撃小幡のジャンプ一番の好捕に阻まれた。迎えた3回に生まれた復帰後初安打は、広島2軍の日本人選手では堂林に次ぐ4本目の本塁打。「うれしいです。(1本出て)少し楽になりました」。復帰後8打席目での一打に思わず笑顔をこぼした。

5回の右翼への飛球も好捕に阻まれ、7回は左腕呂の前に三振に倒れた。8回の守備からベンチに退いたが、水本2軍監督は「明日からはフルで出られると思う。本塁打も打ったし、守備の動きも良かった」と18日阪神戦からのフル出場に太鼓判。小園も「結果を求めるだけでなく、新人らしく全力プレーでやっていきたい」と再スタートに胸を張った。