阪神が4試合連続で1点差ゲームを制し、4連勝で貯金4とした。9回、マウンドに立ったのは守護神ドリス。1死二塁としても動じず、最後は宮崎を遊ゴロに仕留めると、梅野とクールにグラブを合わせた。21日のヤクルト戦(甲子園)から4連投も「ダイジョウブ。ブルペンみんなで助け合っていて、それがうちの強み」。リリーフ陣の総力戦だった。

同点に追いついた6回から、西に代わって守屋が登板。1回1/3を無安打に抑えた。7回1死で代打乙坂が送られると、左腕能見がマウンドへ。1安打無失点でつなぎ、8回にバトンを受けたのは3連投の藤川だった。「みんな助け合い。目の前のことに全力で取り組む、それを常に思いながらやっている」。3番ソトから始まる中軸から要所で三振を奪い、1点を守ってドリスへつないだ。

4試合連続1点差勝利は12年ぶり。3連投していたジョンソンを休養させることにも成功した。矢野監督も「球児もこれで3連投目になったんかな。守屋がピシャッといってくれて、能見も責任を果たしてくれて。手汗を1リットルかいたわ。こういう試合がうちの試合となってくるような。強みにしていけるようにね」。今季1点差試合は8勝2敗。接戦を制した数は12球団でトップだ。【磯綾乃】