日本ハムの守護神、秋吉亮投手(30)が出場選手登録を抹消された。札幌市内の病院で精密検査を受け、右足内側広筋および内転筋の肉離れ(ともに2度)と診断された。実戦復帰まで約1カ月半の見通しで、前半戦中の復帰は絶望的となった。

9日阪神戦(甲子園)の9回に登板した際に、患部に違和感を訴えた。ヤクルトから移籍1年目の今季、セットアッパーとして開幕を迎え、4月中旬からは守護神を任されていた。ここまで26試合に登板し、0勝2敗5ホールド12セーブ。防御率は1・69と安定感のある投球を続けていた。

この日からクローザー経験がある浦野博司投手(29)と5月29日ロッテ戦(札幌ドーム)で先発として好投した吉田侑樹投手(25)が出場選手登録された。栗山英樹監督(58)は「もう1回だな。こうなったら」と代役の守護神などブルペン陣の再整備に頭を悩ませていた。