エースの役割を果たした。日本ハム上沢直之投手が粘りの投球で広島打線に対し7回108球を投げ、6安打2失点(自責1)で今季5勝目を挙げた。「立ち上がり良くなかったが、なんとか投げられた。ようやく(先発として)仕事ができたと思う」と安堵(あんど)の表情を見せた。

初回1点を先制されるも、その裏に味方から5点の援護を受け、ギアを入れ直した。3点リードの6回2死一、二塁で会沢を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けると、続く7回は3者連続三振の投球を披露。「逆転されなければいい」という強気な投球が功を奏した。次回登板に向けて「先発として長いイニングを投げて、チームに勝ちをつけられるように」と引き締めた後は、12日先発の吉田輝の心境を思いやり「頑張ってほしいなと思いますし、自分の球を投げることに集中してほしい」とエールを送った。