駒大(1部6位)が平野英丸内野手(4年=静岡)のサヨナラ3ランで専大(2部1位)に勝利し、1勝1敗に持ち込んだ。

1点リードの駒大は9回表、専大に同点ソロを浴びて追いつかれた。平野は「追いつかれても次の回は1番打者だから」と声をかけあって、9回裏の攻撃に臨み、犠打などで1死一、二塁のサヨナラ機から決勝打につなげた。

平野は「初球行こうと思ってました。打ったのは真ん中低め、内寄りのストレートでした。自分のエラーを取り戻そうと、長打は狙わずにヒット狙いでした」と、決勝打を振り返った。平野は6回に失策で走者を許し、直後に2ランを浴びて追い上げムードに火が付いただけに、サヨナラアーチで帳消しにしてほっとした様子。この試合が5打数4安打、前日も4打数3安打で、2試合で9打数7安打と当たっている。

一方、五分に持ち込まれた専大の斉藤正直監督(59)は「2部のチームは連勝しようと思うとどうしても硬くなる。こっちは2ランで、向こうは3ラン。その差が出たのでしょう」と、スパッと気持ちを切り替えていた。