3月11日に右肘のクリーニング手術を受けた楽天則本昂大投手(28)が実戦復帰のマウンドに上がった。

腰の炎症からの復帰戦となった嶋とバッテリーを組んで先発。

先頭の松原を直球で二ゴロに打ち取ると、2番北村への初球には150キロを計測。最後は148キロの直球で空振り三振に仕留めた。

3番立岡もスライダーと直球の2球で追い込み、3球目は151キロの直球で空を切らせた。

1回はわずか11球で3者凡退。バットに当たったのは松原が直球をファウルにした初球を含め2球だけという圧巻の立ち上がりを披露した。

2回は先頭の和田恋に初球の外角高め149キロを右翼席に運ばれソロ被弾。その後は田中俊を148キロで空振り三振に仕留めるなど、2回まで26球を投げて1安打1失点で3奪三振。

3回は8番宇佐見を低めの変化球で空振り三振。9番湯浅は初球150キロの直球で右飛。松原には変化球で追い込んでから、この日最速となる152キロを中前に運ばれたが、続く北村は初球の146キロで押し込み右飛に打ち取った。

3回を投げて2安打1失点、毎回の4奪三振。球数は36球。随所ですごみを見せつけ、復帰登板を終えた。

当初の予定では2軍で3、4試合に登板した後、球宴(7月12、13日)前後の1軍復帰を目指している。