日本ハム杉谷拳士内野手が値千金の勝ち越し本塁打を放った。

4-4の7回。先頭で代打起用されると、エスコバーの154キロ直球を左中間スタンドへ3号ソロ。「チームが連敗していたので、出番があったら流れを変えるスイングをしようと思っていました。エスコバーの真っすぐは速かったですけど、うまく振り抜くことができました。ファンの皆さんの勝ちたい気持ちが打球をスタンドまで運んでくれました」と話した。

左右両打席で1発ずつ放った5月23日楽天戦(札幌ドーム)以来のアーチ。球団では07年セギノール以来の快挙に、自ら「スギノール」と改名した隠れスラッガーが、本領発揮。両打席アーチ時はハイタッチを無視したチームメートも、4連敗からの脱出を目指す試合での勝ち越し3号ソロの価値の高さを認め、笑顔でハイタッチしていた。