プロ初先発した阪神望月惇志投手(21)は5回9安打4失点で降板し、プロ初勝利とはならなかった。

「イニングの先頭を出して常にランナーを背負う展開を作ってしまい、リズムを悪くしてしまいました。先発の機会をいただいて、序盤から点を取って、すごくもり立てていただいたのに、同点に追いつかれ、早い回でマウンドを降りてしまい申し訳ないです」

82球を投じ、最速は154キロを計測したが、4回は堂上にソロ、5回には平田に2ランを被弾するなど中日打線に捉えられた。地方球場での登板だったが「やることは変わらないと思う。自分のピッチングをしようと思っていた」と、自らの投球を悔やんだ。今季は2軍で先発要員として14試合に登板。5勝4敗、防御率2・43と準備をしてきたが、1軍で結果を残すことはできなかった。

▽阪神福原投手コーチ(先発した望月に)「ボール自体は強く、力みは感じられなかった。先頭打者(を抑えること)と、点を取ったあとを頑張ってほしかった。(次回登板は)これから考えます」