侍ジャパン担当記者が1年後の陣容を予想した。

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先発陣は世界でも屈指のレベルを誇る。17年WBCでも活躍した千賀、菅野の2枚看板は鉄板だ。今季好不調の波が激しい菅野は不安もあるが、2年連続沢村賞投手に代わりはきかない。今季は故障で出遅れたが、則本昂の国際試合での能力も高く、救援にも対応できる。先発左腕は代表の課題だったが、今永の成長が目覚ましい。

セットアッパーは今季先発に転向し、結果を出している山本がロングリリーフもできるし、昨季のように守護神につなぐ役割も可能と重宝されるだろう。松井は楽天では抑えを張るが、貴重な左腕で守護神に限定しない方が起用の幅が広がる。状態が良ければ山崎で最後を締められる。

内野陣は一、三塁手が決め手に欠く。宮崎のシュアな打撃は国際大会での適性がありそうだが、場数の面で未知数な部分はある。一塁手で山川、岡本がテストされてきたが調子の波が多く、代表戦では不安も残る。二塁手が本職の浅村を一塁手で起用したり、遊撃手の坂本勇を三塁手に回す可能性もある。遊撃手は源田、今宮と守備力の高い選手がそろう。元気印の松田宣はベテランでチームに好影響を与えられる存在だ。

外野陣は多士済々。柳田、鈴木は走攻守で穴がなく、ポジションを占める。今オフのメジャー挑戦の可能性がある秋山、筒香の動向次第で編成が変わる。巧打の近藤、3月のメキシコ戦で4番を務めた吉田正も主力となる力がある。ペナントで成績は出ていないが、上林も稲葉監督のもとで実績があり、高く評価されている。【広重竜太郎】