阪神藤浪晋太郎投手(25)が出場選手登録された。阪神中日17回戦(甲子園)で今季初めて1軍マウンドに上がる。

昨年10月6日以来の1軍戦登板で、17年4月27日以来の本拠地勝利をかけてのマウンドだ。

試合前練習ではショートダッシュなどを行い、最終調整。高橋遥らと言葉を交わすなどリラックスした様子だった。前日の7月31日にはバント練習を行うなど、久しぶりの1軍マウンドへ準備を整えた。

今季はここまで2軍で8試合に先発し、1イニングの登板だった5月18日の広島戦から、イニング数を増やしてきた。前回7月26日のウエスタン・リーグ中日戦(甲子園)では、6回6安打2失点だったが、要所を抑えて試合をつくっていた。

藤浪の中日戦通算成績は19試合登板で6勝6敗。直近の対決は18年9月29日のナゴヤドームでの一戦。9回5安打7奪三振で完封勝利を飾っている。

また、この日の8月1日は、甲子園球場が誕生してちょうど95周年の節目の日。大阪桐蔭時代に春夏連覇も果たした思い出深い聖地で、完全復活に臨む。

<19年阪神藤浪のこれまで>

▼初の紅白戦登板 沖縄・宜野座キャンプで2月11日に初の紅白戦登板。2イニングで2安打1失点。

▼投げ込み 2月19日にプロ入り最多の291球の投げ込み。同21日にも258球を投げるなどフォームをめぐって試行錯誤。

▼初のオープン戦登板 2月24日、中日とのオープン戦に初登板。4回4安打3失点。6四死球だった。

▼全員左打者との対戦 3月2日のソフトバンクとのオープン戦は7打者と対決したが、全員が左打者との対戦となった。2イニングを2安打無失点。腕を下げたスリークオーターを披露。走者がいない場面ではノーワインドアップだった。

▼2軍調整決定 3月12日の中日とのオープン戦で4回無安打1失点だったが、3四球1死球。試合後、矢野監督は2軍調整を明言。

▼2軍戦登板 5月18日広島戦(由宇)で実戦復帰してから8試合に先発し、計43イニングに登板。防御率1・88と安定した数字を残している。