日本野球機構(NPB)は17日、広島のサビエル・バティスタ外野手(27)にドーピング検査で陽性反応が出たことを発表した。

NPBによると6月初旬のドーピング検査で、同選手のA検体から陽性反応が検出された。その後、B検体の検査も行い、前日16日午後9時に陽性が確定。広島球団に通知を行った。

今後はNPBアンチドーピング規定に基づき、10日以内に弁明の機会が設けられる。同選手は弁明を希望している。その後、弁明の機会から20日以内に調査裁定委員会を開き、処分が検討される。なお、検出された薬物の種類については、途中経過であるということで発表されなかった。

NPBの井原敦事務局長は「外国人に限らず、NPB所属の選手からドーピング陽性の結果が出たのは大変残念」と話した。今年6月にはオリックスのメネセスがドーピング違反で1年間の出場停止処分を科せられ、球団から契約解除となっている。相次ぐ外国人選手のドーピング問題について同事務局長は「外国人選手が昨年来続いている。その辺りを今後の啓発活動の課題として認識している」と続けた。