ソフトバンクは連敗を喫した中、柳田悠岐外野手が2戦ぶりの6号ソロを放つなど2安打2打点と気を吐いた。

8点を追う3回、右翼席へライナーで突き刺した。「詰まり気味でしたが、スイング自体はしっかりできました」。初回は2死一、二塁から中前へ先制適時打。この日は復帰4戦目で初めてクリーンアップの5番に入った。左膝裏の肉離れから復帰した21日オリックス戦以降の3試合は2番で起用。慣れさせるためにも打席に多く立たせる工藤監督の考えからだったが「そのほうが(走者をかえす打順が)いい」と、“リハビリ”を卒業させた。

試合後は「3打席目以降がダメだったので反省するところ。もっと貢献しないといけませんね」と悔しそうに話した。2試合連続中堅を守りフル出場。送球エラーを1つ記録したが、強風のZOZOマリンでもしっかり打球を追えていた。「(感覚は)全然大丈夫」と、4カ月のブランクもなくなりつつある。

王球団会長も「少しずつ勘が戻ってきているね。いるのといないのでは全然違う。チームメートも違う。まだ大詰めがあるから」と話す。2位西武とは3・5ゲーム差。残り25試合とポストシーズン、ギータが暴れる舞台はまだまだ残っている。【石橋隆雄】