DeNA打線が今永を援護できなかった。

ラミレス監督は「打線が打てなかった。打たなかったら野球は勝てない」と嘆いた。

正統派のオーダーが裏目に出た。通常は8番投手、9番に野手とこだわりの打順で挑んでいたが、この日は9番投手。組み替えの意図を「大和が今月苦しんでいる。走者を出して投手にバントさせ、得点圏打率の高い乙坂につなぐ」と説明したが、2回1死一、三塁で8番大和が三ゴロ。4回無死一、二塁で今永がバント失敗で走者を進められず、続く乙坂が併殺に倒れるなどつながりを欠いた。

初対戦の巨人クックから奪えたのは1点のみ。4回無死からの早い継投に対応できず、終わってみれば得点はロペス、柴田のソロ2本だけだった。天王山での勝負手が不発に終わり、「打つ前に、振らないと。スイングしないと」と打撃陣にあらためて積極性を求めた。