オリックス山岡泰輔投手が8回途中2失点の好投で11勝目を挙げ、1分けを挟んだチームの連敗を9でストップした。

抜群の制球力で7回まで2安打無失点。8回にウィーラーにソロを被弾して楽天戦26イニングぶりの失点も、今季このカード6勝目とし「連敗が続いていたので、なんとか自分のできる限り頑張りました」と喜んだ。

2試合続けて4失点以上と納得のいかない投球が続き、6日にノーヒットノーランを達成したソフトバンク千賀に助言を求めて連絡した。「千賀さんはタメができているというか、自分にないものを持っていた。『中継ぎの気持ちで投げたら』と聞いて、今日はそれができたと思います」。昨季までチームメートだった阪神西にも食事の席で精神面の相談をした。「いろんな人にアドバイスをもらって、力感なく投げられた」と安堵(あんど)した。

復活した大黒柱が3試合ぶりの勝利でチームの窮地を救い、同時に自身は初のシーズン150イニングに到達。勝率も7割3分3厘に上げ、最高勝率のタイトルに必要なシーズン13勝にまた1歩近づいた。【古財稜明】