巨人菅野智之投手(29)が今季限りでの現役引退を表明した阿部慎之助捕手(40)へ感謝の思いを語った。

25日、川崎市のジャイアンツ球場でファーム練習に参加。阿部とは13年の1年目からバッテリーを組み、多くのことを学んできた。「寂しい気持ちもありますし、やっぱりジャイアンツの大黒柱だったので、1年目、2年目、3年目の最後の方もバッテリーを組ませてもらいましたが、今のピッチングの原点になっているのは阿部さんの教えだったり、そういうものが必ず根底にあると思う」と振り返った。

自身は腰痛のため16日に登録を抹消され、リハビリに努めている。この日は抹消後初となる屋外でのキャッチボールを再開。約30メートルの距離で10分間、感触を確かめた。CSでの復帰を目指すエースは「まだまだ聞きたいことはたくさんありますし、阿部さんも『最後有終の美を飾らせてほしい』と言っていましたので、僕もそこに携わって、感謝の気持ちを届けられるようにやっていきたいです」と力を込めた。