腰痛から日本シリーズでの復帰を目指す巨人菅野智之投手(30)が、1カ月ぶりの実戦登板を果たした。6回79球4安打1失点で最速は146キロだった。

初回は3者凡退で立ち上がった。2回は先頭に四球を与え、1死二塁と得点圏に走者を置いたが、7番打者を130キロのスライダーで空振り三振に抑えた。

3回にも2本の単打で2死一、二塁としたが、得点は与えなかった。4、5回も無失点。

6回は先頭への四球、犠打、単打などで2死一、三塁。5番打者に初球の外角143キロを中堅フェンス直撃の適時二塁打とされたが、味方の中継プレーで一走は本塁でアウトとなった。

場内表示では直球は常時145キロ前後を計測。9月15日阪神戦以来の実戦マウンドを終え「思ったよりも投げられたと思います。一応、スピードというところを念頭に置いてやりました。もうちょっと時間があるので、そこに関しては問題ないと思いますし、ある程度、真っすぐも変化球も自分が思っているところに投げられたので、自分としてはいける準備は最大限やってきたので、あとはもう、監督コーチの判断になると思う。もし『行け』と言われたら、行ける状態にはなったなとは思ってます」と手応えを示した。